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月光のエレガンス



改元号に伴う騒ぎもひと段落・・・

令和の始まりとともに、芽吹きく新緑の季節がやって参りました


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退位報道の際、若き日の美智子様の記録映像が多数流れましたね

慈悲深き観音像を思わせる三日月形の眉に穏やかな瞳、口元にはいつも微笑みをたたえ・・・

近年は1930年代様式を髣髴させるケープ襟のドレス等、場に応じた装いを大切になさる姿が印象的
三歩四歩後を歩かれる佇まいに、月光のようなエレガントさを感じた方も多いのではないでしょうか


◇     ◆     ◇     ◆     ◇


わたくしの通う美容学校で学んだ、統計学からなる人相から恐れ多くも美智子様を判断しますと

額広く聡明で良妻賢母、お鼻の穴が正面から見えないタイプの方は寡黙で慎ましやか
しっかりと張った小鼻は生命力や意志の強さを表し、まさしく美智子様像と合致するお顔と拝見しました




今宵は、お馴染みハル嬢の着る1930~40年代ハンドメイドワンピースのご紹介と共に、

「エレガンス」とはなんじゃらホイ、と思いを巡らせてみたく存じます


因みに、この二着はいずれも「白」がアクセントとなったワンピース

ハル嬢の目元にも、クラシカルメイクでお馴染みブラックアイライナーに加え 白い線を・・・
水平線を優雅に飛び交うカモメのような モオドな遊び心を添えてみました
ベースメイクも、前回よりツヤをいかし 自然にポッと上気したような肌作りにしております



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大恐慌からの長き不況から大二次大戦へ… ご婦人にとっては抑圧された悪夢の時代
贅沢な絹や宝飾品で着飾れなくとも、手に入る生地幅を最大限に活かして…
ここは腕と知恵の見せどころ!白い波ブレードやユニークなV字ポケット
夏待ち、ミシン踏む心はきっと、波打ち際でソーダ水でも飲みながらはしゃいでいたのかも
1930年代ブレードワンピースの詳細はコチラ・・・
(帽子はモデルご本人の私物、ブローチはリースのみの参考商品です)




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戦後につくられたハンドメイドワンピースは、どこか心のゆとりを感じられて
中心にあえてつけたポケットやフロントプリーツ等 主張し過ぎないのにセンスをうかがわせます
きっと、お洒落好きでエレガントな乙女が作ったのではないかしらン
1940年代ハンドメイドワンピースの詳細はコチラ・・・
1920年代チェコ硝子首飾りの詳細はコチラ・・・





“パンクの女王” ヴィヴィアン・ウエストウッドみたく パープルの口紅にくわえ煙草
銀髪にあぐらをかいてもエレガント!と感じさせるひとも居たり、、、
万人一様に、エレガントとは何たるや とは一概に言えないものでありましょう



私的には、寡黙で芯の強いひとをエレガントだなア と最近思うようになりました

言葉にせずとも、佇まいで気が付けば周りを魅了してしまうひと・・・
見た目の奇抜さ控えめさでは測れない、月光に光る蜘蛛の糸のような妖しさもたたえて

残念無念?なことに、現時点でわたくし自身はお喋りさんですけれど笑・・・


サアテ、皆様にとっての「エレガンス」とは・・・・・・・?




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欧州の伊達オトコ


「ある日の朝、床一杯に失敗したネクタイが山となって積み重なっていた」
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ジョージ・ブライアン・ブランメル
19世紀服飾史に精通したマニア(変態)さんなら必ず耳にしたことがある、思わず崇めてしまいたくなるこの名前
ボー・ブランメル(洒落者ブランメル)の異名で知られる、ダンディズムの創始者とされる殿方です
平民生まれながら、生来のエレガンスの素質やその優雅な風姿がイギリス皇太子のちのジョージ4世に認められ
19世紀初頭の社交界の流行を支配するまでに至りました

冒頭の一文は彼に関する逸話のひとつ
そう、この伊達オトコが最も情熱を注いだのはクラヴァット(ネクタイ)だったのです
当時のネクタイは、麻、モスリン、絹などでできた幅広帯状の布でこれに糊付けして結ぶのですが
形状が単純なだけに、結び方には無限の可能性を秘められていました
ネクタイの結び方は当時の身だしなみの成功を左右していた程・・・
19世紀は現代以上に首元のお洒落に気を配っていたのも、ブランメルの影響といっても良いでしょう

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もう1~2か月も経つと湿度が全身にまとわり付く梅雨到来
それまでに首もとのお洒落を愉しみたいものです
首に巻く物といえばネクタイ、さまざまな大きさのスカーフとありますが
今回は「アスコット・スカーフ」をご紹介

アスコット・タイとは昼間の礼装に着用するクラヴァットの一種
19世紀、イギリスのアスコット競馬場に集まる上流階級の紳士たちが着用していたフロックコートや
モーニングコートに合わせるタイを、競馬場の名前をとって「アスコット・タイ」と呼ぶようになりました

紳士服売り場で時折目にするアスコット・タイ、実は多くがカジュアルなデザインで
「アスコット・スカーフ」「パフタイ」とも呼ばれており、第一礼装には使われない物です

とはいえ砕けすぎず畏まりすぎずのデザイン、ワタシ、大変気に入っております
タイピンなどアクセサリーとの組み合わせで生まれる様々な表情
色んな巻き方を駆使し
アナタも「ボー」と呼ばれてみては如何?


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ショールカラーベストの詳細はコチラ
丸襟シャツの詳細はコチラ
カラーチェーンの詳細はコチラ
アンティークバーピンの詳細はコチラ

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ドレスシャツの詳細はコチラ

パナマハットの詳細はコチラ
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ブランメルの服装は派手ではなく、どちらかというと地味でした

しかし、人々はブランメルに憧れました

誰もが彼を真似しようとしました

ただ単なる派手な装い・・・

エレガンスとはいえません




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今日もルンルン♪


昔はルンペン 今はルンルン
半世紀前、街頭には浮浪者があふれ、現在はストーン・ウォッシュ(すりきれた衣服)が流行し
"ルンルン・ムード"といわれています
確かに表面的にはすっかり変わりましたが、慢性的な不況、貿易摩擦、国民生活を圧迫する赤字財政
突出する一方の防衛費など1930年代初期とのアナロジーが最近話題になっております

「別冊一億人の昭和史 1930年 恐慌と軍拡のはざまで」
※一部適切でない表現が含まれておりますが、当時の文化を尊重しそのまま引用させて頂きました

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まるでここ数年間の記事かと思ってしまうようなこの一文
1980年代初期の、とある雑誌の冒頭の一部です
半世紀前はすなわち1930年代初頭頃
1929年の世界恐慌、不況から脱しようともがく激動の数年間です

服飾史でも1930年代は特別なERA(時代)ともいえましょう
大不況の渦の中でもそんなのどこ吹く風、いわゆるハイ・ソサイエティー(上流階級)は
やれ競馬だスポーツだ自動車だと、賠償と不況でドン底生活を続けるドイツを尻目に
世界はレジャー化の一歩を踏み出しました
そして、その上流階級の富豪たちにより確立されたといっても良い、紳士の身だしなみ
そう、1930年代は紳士の装いが最もエレガントといわれた、後にも先にも例を見ない特別な時代なのです
そもそも背広にベスト、ズボンという所謂3つ揃えが略装として定着したのは19世紀半ば頃
意外と歴史は浅く、多少シルエットの変化はあれど現在に至るまでスタイルは変わっておりません

さて、1930年代はというと
ハイウエストで、全体的にやや太めのズボンをサスペンダーで吊ることにより生まれる綺麗なヒップライン
ウエスト位置に合わせたやや短めのベスト(動くときにチョイと見えるサスペンダーがセクシー)
厚手の肩パット、ウエストにしっかりフィットするくらいのクビレ、お尻が隠れる程度の着丈の究極のXライン
ズボンの裾はほぼノークッション
腰履きなんてトンデモナイ
嗚呼、まさにエレガント、想像するだけで血湧き肉踊ります

そしてそのスーツを引き立たせる名バイプレイヤー
時には奇抜なデザインから主役を食うこともシバシバ
紳士のさりげないアクセサリー、「ネクタイバー」「カフリンクス」「カラーバー」
この3つを紹介させて頂きます

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1930年代のジャケットやシャツの特徴の1つとして、ピークド・ラペル(とがった襟)があげられます
やや細長いシャープな襟をカラーバーで引き締め、コンパクトに締めたネクタイを立ち上がらせ
ベストのV字からひっそり(時には堂々と)見えるネクタイバー(orネクタイピン)で固定
これぞネクタイの完成系、究極のフォルムが生まれるわけであります
そして、ジャケットの袖から時折見えるカフリンクスも、まぁ~粋ではありませんか

女性の華やかなパーティースタイルとは違い、紳士の装いはいたってシンプルです
(古くから、社交の場で女性を引き立たせるのは紳士の務めというのもありますね)
それならばアクセサリーでさりげなく愉しもう

全てが簡素化された現代では、おそらく面倒なことこの上ない作業かと思います(実際メンドクセー)
その「面倒くさい」を愉しく感じて頂けたら・・・
と、ワタシ個人的な感想でゴザイマス

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カラーバーの詳細はコチラ
アールデコネクタイバーの詳細はコチラ
アールデコカフリンクスの詳細はコチラ
ソード型ネクタイピンの詳細はコチラ
ストライプベストの詳細はコチラ
シルクベストの詳細はコチラ
他にもカフリンクス、タイバーなど沢山アリマス



今回の撮影、化粧しております
メイク学校に通っている相方に半ば強引にメイクされ、イヤイヤながらなすがままでしたが
最後はルンルンでした




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コーラ、デニムにロックの頃



長かった桜の季節も終り・・・

プシュッと炭酸はじける、お日様のお出ましでアリマス
炭酸、と言って思い浮かべるもので、世代がわかるような ないような・・・!?


この度は、「コーラ」にまつわるお話をひとつ


「クリームソーダより、SWEETな・・・」
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第一次・二次と、半世紀にわたる二度の大戦により 大打撃を受けた欧州各国
一方で、戦勝国かつ 本土が戦禍を免れ戦後好景気に湧いたアメリカ


疲弊した欧州の人々の目に飛び込んで来たのは…
かつて移民国家だ新興国だと揶揄されたアメリカの放つ、ユニークで解放的な空気感!


…アメリカ発 弾けるコーラの泡とデニムは ロックンロールのリズムに乗り、
瞬く間に欧州の若者を虜にし 若者から発信されるカルチャーが誕生しました

それまでパリから生まれたモオドは、世界各地でも同時多発的に生まれるように
世界の憧れであったパリの人々でさえ、アメリカンムウド漂う陽気なファッションに身を包み・・・


☆    ★    ☆    ★    ☆


そんな、音楽まで聞こえるような時代の服たちを、ハル嬢にお化粧し 着て頂きました

お化粧のパターンや着るものをくるくる変えつつの撮影、合間の笑顔の愛くるしさったら!

なおインスタでは先にご紹介しておりマス、時差投稿をお許し下さいませ・・・
(この際のメイクについては、インスタでも触れておりますのでよろしければどうぞ)



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コーデュロイギンガムワンピースは、高級デパート : Au Printemps Paris製の1950年代もの
米国の華やかさ可愛らしさとはまた一味違う、ボンシック好みが戦後のパリらしさ・・・
胸元で遊ぶテリアは、これまたパリの生んだ奇才 : リア・スタンによるブローチ
(帽子と靴はご本人私物)
ギンガムワンピースの詳細はコチラ・・・
リア・スタンテリアブローチの詳細はコチラ・・・




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ご縁から当方にやってきた英国 1950年代のサーキュラースカートを主役に
1980年代スタッズベルトにて、パンク味を隠しスパイス!ギターにダンス、煌めく星々…
顔しかめる親世代を尻目に 熱病のようにロックの虜になる若者たち、
そんな愉快痛快な世相がフロッキープリントの音色と共に伝わるような逸品
ギター&ダンス柄1950年代サーキュラーの詳細はコチラ・・・
1950年代模造真珠装飾カーディガンの詳細はコチラ・・・



いつの時代も、若者は型を破り 新しい時代をつくろうとしてきました

その瞬間は反逆的であったものが、時を経て気付けばスタンダードに、時にはクラシカルに・・・



とはいえ、かつてに比べて世界はより狭く、時間間隔はより短いサイクルで

めまぐるしく変わっているナ、と感じるのはわたくしだけではありますまい





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花より・・・


嗚呼、桜・・・
どうして桜はこうも日本人の心をゆさぶるのでしょう
普段からさほど花に関心を持たないワタシでも、満開の桜を目の前にすると
ついつい立ち止まったり、見上げたりと、思わず見入ってしまいます
果たしてそれが美に対する関心か、はたまた花=肴ととらえてしまってるのか・・・
「花よりダンゴ」という名言があるよう、やはり後者なのでしょうか

福岡が桜の満開を迎えた4月の初め頃
ワタシちょうどその時分、岐阜・名古屋と東海エリアをマンキツしておりました
仕事ではありません
踊って食って呑みちらかしておりました
たまには休息も必要です
・・・・・・・・・・・・・
桜が日本人のDNAを刺激するよう、古物マニアのDNAを刺激するのが「リネン」
リネンの歴史は大変古く、さかのぼること・・・、長くなりそうなのでやめときます
兎に角古い、衣料としては最も歴史の長い繊維です
パジャマ、タオル、テーブルクロス等々、ヨーロッパでは常に生活に密着しておりまして
リネン文化、リネンの国などといわれるのも頷けます

リネンの特徴としましては、まずなんといっても涼感、肌触りの良さ、そして吸湿性でしょうか
真夏のバカンス用として、紳士たちはリネンの3つ揃えなどこしらえておりました
(残念ながら湿度の高い日本の夏、いくら涼感よろしけれど3つ揃えはやはり暑いですな)

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1920~30'sリネンジャケットの詳細はコチラ
20世紀初頭頃リネントラウザーズの詳細はコチラ


そして清潔さと耐久性のよさ
天然素材の中では汚れが落ちやすく、洗濯にも耐えるのは、パジャマやシーツなどに適している所以でしょう
丈夫なのでスモックやジャケット・コートなどの労働着としても最適
リネンは生活のあらゆる場面に密着しております

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リネンコートの詳細はコチラ
ビッグシルエットリネンキャスケットの詳細はコチラ

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リネンジャケットの詳細はコチラ
ストライプベストの詳細はコチラ
ビッグシルエットキャスケットの詳細はコチラ


梅雨が来れば不快指数マックスの蒸し暑い時期到来
リネン(長袖)を気持ちよく着れるこの季節
花も酒も希も良いけれど、リネンにも興味を持っていただけたらコレ幸い



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