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優雅なケープ


花粉の舞いちらかしている今日この頃
皆様如何お過ごしでしょうか?
先日テレビで、ダニが混入したお好み焼きを食べてアレルギーが発症し、死にかけたとかいう番組をみて
花粉には反応しないが、埃ノミダニアレルギーのワタシは戦々恐々としております

さて、2ヶ月ほど前に外套について記事にシタタメましたが
数多く存在する外套のなかで、ワタシが1番好きなのはインヴァネス・コートでしょう
インヴァネス・コートの登場は1850年代頃
丈の長い外套に手首が隠れるくらいの長さのケープを合わせたデザインで
絶妙な丈のマントを身にまとった姿はまさにエレガントの極みです
日本にもたらされたのは1880年代頃、「トンビ」「二重回し」など呼ばれ昭和初期頃までに流行しました
英国ではシャーロック・ホームズ、日本では金田一耕介をイメージしますね

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マントの歴史は大変古く、中世ヨーロッパでは権威を象徴するものでもありました
17世紀前半、男らしさや威勢の良さを華やかに誇示する騎士風の好みが、当時の男性モードにみられ
マントと呼ばれるケープを一方の肩に掛けるのが粋な着こなしとして好まれていたそうです
(現代でも、ワンショルダーなるものが巷では流行っているみたいですね)
ヒーローが男らしく強い存在でマントを羽織っているのは、こういう歴史を踏まえての事でしょう(知らんけど)

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オット、時代がさかのぼり過ぎてチト脱線
今回は、インヴァネス・コートではありませんが
ケープ襟デザインのフランス軍トップコートとハンティング用のコート2点をご紹介
若干Aライン気味のシルエットに、雨よけの用途であるケープをつけた
まるで甲殻類の生き物、もしくはモビルスーツを思わせるかのような独特のフォルム
軍用、狩猟用と共に土臭い用途にも関わらず、これほど優雅に見えるのはワタシだけではないはずです
ケープ
マント
老若男女、誰もが(子供も)羽織るだけでエレガントに見える
礼装にも、祭服としても使われる、歴史の古い荘厳な衣服なのです

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フランス軍トップコートの詳細はコチラ
ハンティングコートの詳細はコチラ
ジョッパーズの詳細はコチラ
ハンティングバッグの詳細はコチラ

ポルトガル語で外套を意味するCape(カパ)
合羽(カッパ)の語源だそう・・・
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雨よけの図
まるで、80年代一世を風靡したエリマキトカゲの威嚇時のよう
虚勢か、はたまたオトコらしさか・・・



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チョイとお休み頂きマス




花粉症デビュウされた方も多いと思しきこの春・・・

気温差ある今時期、皆様どうぞご自愛なさって下さいマセ


春とは言え、チョットまだ小寒くてスースーするわネ・・・
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さて、ここで皆様に 春の営業案内のお知らせで御座います


< 3~4月の営業ご案内 >

3/11(月) と、 3/30(土)~4/2(火)  お休み
4/3(水)は 15:00開店とさせて頂きます





卒業に入学、新生活・・・ 出逢いと別れ、そして芽吹く季節でもある春

駆け足で過ぎ行くご多忙の折かと存じますが、帰省の際など どうぞお立ち寄り下さいマセ

 




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ダブル・ブレスト


西田敏行翁
ワタクシ個人の見解ですが
スーツスタイルに気を配っているかと思われる有名人は数多くおられるかと思いますが
そのなかでもダブルのスーツが最もよく似合う一人ではないでしょうか?
特別なお洒落感はないのですが、2列のボタン配列をひきたてる恰幅の良さ
そして長年の積み重ねからしか生まれない圧巻の貫禄が故でしょうか

ダブル・ブレスト〔Double Breast〕
上着の前打ち合わせが深く重なってボタンが2列に並んでいるスタイル

ダブルのスーツ、、、
バブルなるものに全く実感が沸かなかった少年期、世の大人達が着ていた
やたらと広い肩幅に寸胴なシルエットが記憶に残っているせいか
異様に難易度が高い印象しか抱けない時期もあったものです

もちろんシルエット、デザインにもよりますが、紳士のスーツスタイルが最もエレガントといわれた1930年代の
あの厚く固めの肩パッドにシェイプされたウエスト
ヒップに沿ってやや丸みを帯びたXライン
そしてお尻を殆ど覆い隠す絶妙な丈
紳士服飾史において、これほどまでに色気を感じさせられるスタイルは後にも先にもないのでは?

オッと、お話がスーツの方向に行ってしまいそうですが、今回はダブルブレストの労働着をご紹介
フランスで見かけるの労働着(上着)の多くは、ポケットが3つ、内ポケットが1つのシングル・ブレストと
若干のシルエットやディティールの違いはあれど、一世紀以上も前から現代まで変わらない
まさに余計な主張がない、引き算の極致ともいえる完成された普遍的デザインです
そして、シングルが多い中、一際色気を感じるのがダブル・ブレストの労働着
その名のとおり、作業時に羽織るユニフォーム、土臭い用途にも関わらずボタンの配列が2列になるだけで
こうもエレガントさが増す仕様も稀有なものです

1世紀以上前の古写真
これだけでは被写体の紳士たちがどういう人かは分かりません
しかし、なんとなく伝わってくる無骨さ、心意気、そして色気
嗚呼、、、働く人はウツクシイヒ

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あえてオールブルー
インディゴリネンにダブルブレストとマニアにはタマラナイ仕様、言うところのパーフェクトボディーか??
インディゴリネンジャケットの詳細はコチラ
コットンツイルパンツの詳細はコチラ
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サイズはXS、ワタシにはパツパツです


お次もあえてオールブルー
ジャケットはイギリス物とか
イギリス製ワークジャケットの詳細はコチラ
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続 違反ズボン



ニッシンゲッポのハイテク社会、キャッシュレスなる言葉がグローバル化している昨今
島国日本でも近くはないが、そう遠くもない将来、キャッシュレス社会になるのでしょうか?
ファッション雑誌が情報の源であった、あの人間くさいアナログ時代がなつかしいです・・・

ネットの世界も、なにやら色々あるようで
ホームページの引越しを余儀なくされました
嗚呼、ネット社会、便利だけどマジメンドクセー

と、ホームページ引越しの告知はこのへんにしておいて
以前、拙い文章で紹介しました、ニッカーズとオクスフォードバグスのお話の続き(追加?)に暫しお付き合いを

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共布のジャケットとパンツのアンサンブルに、同じく共布の3つ揃えの写真の紳士たち
なにかしら「やんちゃな、ちょっと悪そうな」印象を受けるのは、いびつに膨らんだボトムスのせいでしょう
それなのに2人とも綺麗にネクタイを締め、カラーバーで襟を整え、胸にはポケットチーフ
右の紳士は1枚天井のカスケット、左の紳士はソフトハットを被るという
正装感を出したいのか、ちょっと悪ぶってみたいのか、バランスが取れてるのか否か
おそらくアタマのお硬い所謂常識からするとアンバランスだといわれよう
しかしこのアンバランスさ・非常識さから生まれるバランスの良さ、そして「格好良さ」は今見ても斬新です


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もともとスポーツ用であったニッカーズ、それが学生の間に流行し、先生達が学校での着用を禁止
上から履いてニッカーズを隠す為に出現したのがオクスフォードバグス
共布の3つ揃えでもあれば、モチロン格好良いことは間違いありませんが
裾が絞ってあったり極端に広がったりと、どちらもチト異端的なシルエット
別布のジャケットで合わせると、より「やんちゃさ」が増すよう思うのはワタシだけでしょうか?
でもやっぱり3つ揃えも欲しかですね

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1950~60's共布ジャケット・ベストの詳細はコチラ
1920'sスタイルニッカーズの詳細はコチラ

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ハル来る・・・



暖冬の終わりを告げるような、雷鳴混じりの先週の雪・・・
そんな中、当方には早くもハル本番がやって来ました



◆     ◇     ◆     ◇     ◆



というのも、チャイナドレスを小粋に着こなす乙女の名はハルナ嬢・・・
戦後の東映の女優さんのような朗らかな笑顔の持ち主


平素から1940〜50年代のヴィンテージを愛用する彼女を、
同年代の洋服たちのマネキンガールに と思ったのは閃きでアリマス
ワタクシ自身の体型にそぐわぬ戦中戦後のお洋服たちが似合い、
エレガントさとコケティッシュさが同居するハル嬢に、春のコオトを着て頂きました



撮影初日、偶然にも洋服にマッチするボルドーに髪を染めてきた彼女・・・
艶やかな髪色や洋服に合わせ、ご自身のお化粧の上にタッチアップメイク

お顔中心を明るく 目尻下やチーク&眉にローズ色を
唇は丸くややオーバー気味に描き カシス色にて spring has come…


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1940年代末頃の花柄ガウンコートとチャイナドレスにて、上海リルならぬ上海ハル
シノワズリなコートのアールデコ風切替えや、袖の折り返しにが効いてマス
花柄ガウンコートの詳細はコチラ・・・





こちらは、日を改め・・・ ベースメイクからさせて頂き、暖かな日差しの中3パターン撮影

1950年代のクラシックメイクと言えば、急角度のある眉を思い浮かべる方も多いでしょうが、
額や頬が丸い女性骨格の方は、表情筋により 笑うと眉が上がりやすもの
そこで今回は、彼女のよさを自然に生かす なだらかな角度の眉山に・・・


欧米のクラシカルなメイクを 現代の亜細亜人にいかに違和感なく似合わせるか・・・
なにしろ、骨格や肌色・肌質に毛穴の数まで異なるのですから、そのままコピーとはいきません
自身はもちろん 彼女のお顔もお借りしながら、さらに今後研究してゆきたいと




フォーマルなシーンが多いこの時節柄におあつらえむき、
リボンワークがスンバラシイこのオペラコートも、160cmを少し超える彼女なら着こなしてしまいます

中に合わせたるは、シャンティイレースの流れをくむ溜息出るよな化繊レース×サテンのドレス・・・
すみれ色の渦巻きリボンがクラクラする帽子は、リリーダシェ製
いずれも、戦後のパリモオド復活を象徴する生き証人と言えるでせふ


悪夢の第二次大戦中、凱旋門もナチスに占拠されたパリ・・・
クチュールメゾンの多くは、一時営業停止に追い込まれたり、拠点を米国に移したり
焼け野原から復興を遂げたパリは、再びレディースモードの発信地に返り咲きました


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リボンワークコートも、圧巻のレースドレスも・・・ 一張羅をまとうという特別感漂ふ
霞がかった柔らかな色合いは、石造りのパリの街並みに馴染むアンニュイな色
リボンワークコートの詳細はコチラ・・・
レース×サテンドレスの詳細はコチラ・・・





ここの所、インスタグラムにて日々を綴ることの多かったわたくし、

髭男爵の被写体のとらえ方、切り取り方が当然ながら違うことに新鮮な驚き

ふとした思い付きから突然お声掛けし、快諾してくれた彼女の優しさに感謝しつつ・・・
自然に微笑んだときの表情がとびきり可愛らしいって、何よりのチャームポイントだなと


1920〜40年代に流行した、黒人発祥ペアダンス Lindy hopのお仲間でもあるハル嬢・・・

今後、度々ご登場願う予定ゆえ、皆さま どうぞお見知りおきを!


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Pearlのマダム&ムシュウによる
日々の戯れ言を綴った日記です

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