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省エネルック



「ディナーやで~!」

「ディナーや、正装に着替えるで!」

「せやけど燕尾服は暑くてかなわんわ~」

艦長「せやっ! シッポ切ったろ!」

時は19世紀後半頃、アメリカ海軍軍艦の中
ディナーでの服装は最礼装の燕尾服、紳士たるもの夜会の場では常にエレガントでという所謂ダンディズム流儀
しかし空調のない真夏の艦内、暑さの極致は耐えがたいものだったのではないでしょうか
こんな暑い中燕尾服なんか着てらんなくねっ?
と艦長、テイルコートのテイル部分を切ってしまったとな
コレが尻尾がない燕尾服、いわゆるメスジャケットの始まりだそうで、後に正式な軍服となったそうです
(メスとはスラングで"メシ"だそうで、艦内の食堂をメスデッキといいます)
16世紀に始まった大航海時代、欧州各国が侵略により植民地を増やしていきました
植民地の多くはベトナムやインドなどの南方の地、まあ、、、暑い国です
そこで生まれたのがコットンやリネンのホワイトメスジャケット
清涼さに加えエレガントさを失わないこの優雅な短ランは夏のフォーマル着として定着
また、上流階級の若者にもリゾートファッションとして大流行したそうな
しかし流行がピークに達し、ホテルマンやウェイター、バンドのユニフォームとして採用され始めると
上流階級から敬遠され、次第にメスジャケットは姿を消していったそうです
支配する側される側、階級意識が特に高かった時代性というものを感じますね
(1920年代終わり頃から1930年代半ば頃までと、流行った期間は短かったようです)

こちらは1930年代初期頃のメスジャケット
売主曰く「植民地で着られていたフォーマルジャケットやで」
当時のフランス領植民地ですと、ベトナム、セネガルあたりでしょうか
エレガントの極みです

メスジャケットの詳細はコチラ
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時代とお国が違って18世紀末頃のイギリス
ジョージ・ジョン・スペンサーという伯爵がこれまた同じようにテイルコートのテイルを切り落としました
これが好評だったのか良くわかりませんが、イートンカレッジの制服となり
「イートンジャケット」もしくは「スペンサージャケット」とも呼ばれました
暑けりゃ切ればいいんじゃね??
ワタクシ、昭和の終わりごろに話題になりました「省エネルック」を思い出しました



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あの娘とストロベリーシェイクを



台風に伴う集中豪雨も過ぎ、いよいよ明日には全国的に梅雨明けか・・・

少し前、一服の清涼剤のやふな、、、 爽やかかつ甘酸っぱい雰囲気で撮影をして参りました
(インスタグラムでは、買付け以前に先行して投稿しております)


◇    ◆    ◇    ◆    ◇    ◆


皆がアイドルに夢中の思春期…

アメリカンオールディーズの、甘い唄声にうっとりしていたあの頃
いつか、誰かがダンスパーティーで誘いの手を、なんて期待したら
日本の高校じゃ卒業プロムパーティーなどないと知りガッカリ…

ティーンエイジャーなんて、そんなお馬鹿な妄想で脳内の殆どが形成されているのかも


ということで、可愛い娘さんとアメリカンダイナーにてストロベリーシェイクを頂く夢を叶えるべく…

お馴染みのハル嬢とやって参りましたるは キングコングダイナーさん
ご移転後は、窓外に煌めくヘッドライトたちを見ながらのオツなロケーション…
今にも、ローラースケートでハンバーガーを運ぶグラマーさんが出てきそうな


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2枚目以降は、憧れの彼との待ち合わせ風景を覗き見、といった雰囲気で…
いざ面と向かうと、お喋りに夢中で刻々と溶けゆくアイスクリーム…
グルグル掻き回されるシェイク、そんな甘酸っぱいシーン、いつか映画で観たような


(BGMは、The Students の “I'm So Young” 辺りで如何でせふか)




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開店直後にお邪魔しての撮影をお許し頂いたキングコングのご夫妻に、改めて感謝申し上げます
(インスタグラム @kingkongdiner をご覧下さいませ)

ハンバーガー類等の美味しさは勿論、インテリアにもつい目がクギ付けですヨ!
こんな切れ者の渋いお兄ちゃん居たらイイナ、案外古いお付き合いとなったオーナーショウジさんともパチリ

それにしても ハル嬢とアメリカンダイナー、コカコーラのポスターになりそな位に、ベストマッチ!


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サテサテ こたびの影の主役:まるで銀河系を思わせるワンピースにも 是非ご注目を!
フレンチ的アメリカンフィフティーズ解釈が、これまた一味違っていいんですネ・・・

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レモン色に墨色の、銀河系を思わせるようなグラデーション…
垂れ込めた夕闇をポッと照らす月灯りみたく、なんてドラマティックなワンピース!
大きな襟に深く開いた背中…夢見がちな娘さんがチクチク縫い上げたんじゃないかしらン?
… と、ハル嬢の背中の猫ちゃんも申しているとかいないとか 
1950年代ワンピースの詳細はコチラ・・・
1950年代カット硝子ネックレスの詳細はコチラ・・・
1950年代ボックスバッグの詳細はコチラ・・・



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ちょうど 髪をアッシュ色のロングボブに切り、ほんのり日焼けしていたハル嬢

そこで、オレンジ系練りチークやコーラルオレンジの口紅を使った夏の1950年代メイクに・・・
目の角度と眉のシェイプ、眼鏡フレームの形状が合うと、目元の表情が自然になりますネ
んにしても、マア! キャッツアイ眼鏡に笑顔のよく似合う娘さんだこと!!

サテ、大暑の今日・・・  皆様にも多少の涼は届きましたでせふか?





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嗚呼、、、青春


悲しいことがあると 開く皮の表紙
卒業写真のあの人は 優しい目をしてる
町で見かけたとき 何も言えなかった
卒業写真の面影が そのままだったから

嗚呼、、、卒業といえばこの曲
今聴いてもなお色褪せない名曲、ユーミンこと荒井由美女史の「卒業写真」でしょうか…
(昭和50年生まれのワタシ、個人的な趣味で)

水無月に「卒業」というキーワードを用いたのは、いささか季節はずれではありますが
卒業にまつわる歴史の深いコスチュームについて暫しお付き合いを

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アカデミックドレス
私達日本人の多くは聴きなれない言葉かと思います
アカデミックドレスとは、欧米の学校で着用される伝統的な衣装で足首くらいまであるガウンです
近代では卒業式や祭典のみ着用しているようで(もちろん日本でも採用している学校もあります)
海外の映画やドラマなどで卒業式に四角い帽子みんなで空に向かって投げるという
某CMの青春のようなワンシーンを、一度は見たことあるのではないでしょうか
(歴史のある大学など、今でも制服として日々着用している学校も多くあるみたいです)

アカデミックドレスが学業機関の衣装として着用されたのは14世紀のケンブリッジ大学とオクスフォード大学
背中に無数のギャザーが寄せられた黒の長いガウンに、四角い帽子と言う独特な装いで
今なお継承された歴史の深い、神聖なコスチュームであることが伺えます

学士や修士ではデザインが若干違ったり、後年ヨーロッパからもたらされたアメリカでは
ガウンの正面は開けて着るヨーロッパに対し、正面は閉じるという着方
また、お国の違いはもちろん、学校それぞれでデザインが微妙に違ったりと・・・
されど宗教を通じて永きにわたり受け継がれた歴史の深いこの独特なフォルムはまさに荘厳

嗚呼、、、卒業とは本来はまさに神聖なる儀式

貴方にはどんな想ひ出がございますか?

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アンティークアカデミックドレスの詳細はコチラ

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裁判所、大学と書いてあります
裁判所でも着用されていたのでしょうか?
(本文で紹介しております商品とは別物です)




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お月様と蜜月



季節外れの猛暑・・・ 
かんかん照りのおてんとう様より、お月様の話をしたい気持ちになります


月と言えば、当方ではお月様が三つ出る、とご存知でしたかしら?
しかも昼夜問わず、いつもお店のどこかで微笑んでいるのです

ウム? 何を言ってるのか分からない、、、 いやごもっとも・・・
だって、ベニヤ板から手作りしたお月様たちですもの


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時は1900~1930年代頃・・・ 好景気から一転大恐慌、第二次大戦開戦と 激動の時代
   
「ペーパームーン」を背景に記念写真を撮ることには、人生の幸福な時を記録する意味があったさふな

記念日に 婚礼写真として 戦場に向かう人と共に、、  高鳴る胸の鼓動と共に、   
人々は目一杯一張羅でお洒落して 人生の一場面を切り取ったのではないでせふか・・・



さかのぼること6年前の今時期、髭男爵と共にせっせと作ったペーパームーンたち
 
人の乗れる大きなもの、小さな三日月、ニヒルな満月・・・
どこにいるのか、ご来店の際はゼヒ 目を凝らして探してご覧下さいませ



ニヒルな薄笑いを浮かべる満月と、ちょっぴり蜜月?なのは お馴染みのハル嬢!
今宵は 1930年代のリボン尽くしドレスに、弓形眉のハリウッドグラマーなお化粧にて・・・



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胸元には透かしリボン、袖のチュールにはリボン、リボン・・・のアップリケ!
超ロマンティックな1930年代初期ドレスは、レーヨンの落ち感と袖バルーンのアンバランスさが絶妙
戦前の巴里モオドの全盛を実感できる、アヴァンギャルドとエレガンスの見事な融合です
1930年代リボンドレスの詳細はコチラ・・・
1920~30年代チェコ硝子ネックレスの詳細はコチラ・・・
(白黒ストライプのハットは参考商品につき、リースのみとなります)




それにしても、ハル嬢・・・ 1930年代ルックが似合いますこと!

平素見慣れた彼女の 1950年代ヴィンテージの装いもさることながら、 
お化粧が変わるだけで、微笑みさえ殿方を翻弄する小悪魔のように思えてきます

まるで、1930年代のイイ女の代名詞:「シェイディー ダーム(影ある女)」のよう・・・

黒目の上が一番高くなるような細い弓形 そして眉尻は長~くすることで時代感を、
上気したやふな桃色チークに、ダークカシスの紅を引いて・・・
彼女の豊かな頬や広い額の際立つ、1930年代前半頃のお化粧に致しました



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「そうよ、モスリンの木が垂れかかる ただのキャンバスの空だもの・・・ 
でも、見せかけのものにはならないわ あなたが私を信じてくれているなら」


暗い世相の中で大流行した当時の流行歌:「It's Only a Papermoon」のように、

愉しきときも辛いときも、お月様を見上げながら 浪漫を忘れず生きてゆきたいものであります





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聖なる編み物


「レース」と聞くと何をイメージしますか?
英国ドラマ、「ヴィクトリア女王」でのシーン
シンプルなドレスにレースの襟を付けて働くメイドさんの姿に「女性らしさ」を感じてしまいます
レースのブラウス、付け襟、はたまた衣服の装飾等々
清潔・純粋・繊細、、、女性の特権のようにも思えます

もしも
1960年代以前のカトリック教会に足を運んでいたならば
豊富なレースで装飾されたリネンの「アルブ」と呼ばれる衣服に身をまとった司祭を目にしたことでしょう
機械が導入され、安価なレースが流通する以前
莫大な時間を要し、人の手で編まれた複雑な模様のレースはまさに贅沢品でした
レースが流通し始めた当時、女性用としてではなく、貴族の装飾でもない、神への崇拝の象徴だったそうで
王への崇拝を求められた際に、教会がレースを使用したのはごく自然の流れでした

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20世紀初頭頃の司祭の写真
凛とした表情に、どこか愛らしく思えるのはレースのせいか
神聖な制服に身をまとう姿はまさに天使のよう…

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ワタシも天使のようになれるか?
本日のお品は「アルブ(司祭服)」
歴史の深い、神聖なコスチューム
詳細はコチラ
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海外のスリフト、チャリティーショップ、フリップ(古着)等呼ばれるお店に足を運ぶと
普段着はもちろん、色んな職種の制服、軍服、民族衣装、稀に(多分)使用済みの下着までとまさにカオス
近年稀に見るジャポンブームのパリでは当たり前のようにお古の着物が並んでおり
普通そういうふうに着ないよ、というような着こなしのパリジャン・パリジェンヌを目にすることがあります
しかしそれが型破りではあるが、まったく違和感がないのはまさにアヴァンギャルド
ファッションの愉しさ・自由さを改めて思い知らされます


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