夏のマドモアゼル ~その参~
2013.07.26
先ずはお知らせ… 少し早いお盆休みを頂く為 7/27(土)・28(日) と30(火)は店休日となります
ご来店予定の方には申し訳御座いませんが、またのお越しをお待ち致しております・・・
紳士による「戯れ言」をはさみまして マドモアゼルの夏のワンピースすたゐるのご紹介は今宵で一旦おしまい・・・
さて、今回は第二次大戦後 クリスチャン・ディオールによるニュウ・ルック以降のワンピースのご紹介です
残念ながら? わたくしがこの年代を着用しますと体型がお洋服に負けてしまいますゆへ まねきんにて、、、

中原淳一先生のすたゐる画にもあるやふに、これでもかといわんばかりにたっぷり生地を用いた丸いシルエット、
なだらかな肩の線やぐっと絞り凹凸を強調した腰のくびれ、ユニイクなテキスタイル等・・・ご堪能下さいマセ!
さて、いきなりですけれど真打ちから・・・ 抽象画のやふな花柄に三段ティアードが清楚なワンピース
イタリアンカラーのやふに幅のある襟元、首には細いリボンがきりり・・・共布のベルトもきちんと残存しております
凹凸のある化繊の生地はふわりと風をはらみ、肩線のないドルマン袖が女性の曲線を優しく彩りますネ

お次は、カシュクールのへちま襟がデコルテを引き締めます これまた抽象的なる花柄の手作り綿ワンピース
丁寧に手まつりで仕上げられた裾などを拝見していますと 出来上がるまでの弾む女心が伝わるやふで、、、
7号をお召しになる 辛口の白ワインのやふな、潔い大人の淑女の避暑着にまさにピッタリかと思われます

こちらも手作り、アップリケにサイドボタン パイピングと茶目っ気たっぷりのワンピースであります
大国:亜米利加と比べると 1950年代位までの仏蘭西古着は 圧倒的に手作りのものが多く見受けられます
小花柄に葉っぱのモティーフ、首にはサクランボを実らせ 今日は何処のマルシェ(八百屋)に参りませふか、、、

1950年代らしい柄といへば アトミック(宇宙)柄とともに このバンダナ柄を浮かべる方も多いことでせふ
糊の効いたデッドストックで見つかったこちらからは、往時の陽気なムウドが見て取れます
パフ袖だけれど、赤地に黒・白の花柄だから 決して甘ちゃんぢゃないのよ・・・ といふ小悪魔な貴女へ

最後は、少々趣向の異なる レイヨンに細かい幾何学柄の入った タイト気味なシルエットのこちらを・・・
1950年代後半のものでせふか、ボリュームある良家の子女的すたゐるからの脱却が随所に見られます
かやふな削ぎ落とされたデザインにこそ アクセサリーやお帽子で遊び心を漂わせるのも 粋ですナア、、、

大暑も過ぎまして、梅雨時期とはまた違ふ カラリとした強い日差しのお出ましとなりませふ
さふは申しましても、例年ながらあっといふ間に 盛夏は過ぎ去っていくもの、、、
この時期ならではのお洒落を 愉しめる心持でありたい・・・ 連日猛暑日の博多にて、想うわたくしであります
Pearl
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