ぶらうすの季節
2013.10.23
秋雨前線が活発になり いよいよ冬将軍を迎える季節も間近くなって参りました
とはいへ、日中はまだまだ本格的な上着は要らないのが今時期の陽気・・・
暗い色の多くなりがちな秋冬こそ、乙女の特権:華やかな「ぶらうす」の出番でありませふ

「ぶらうす」と一言で申しましても様々でして、丸襟に角襟 開襟に立ち襟等 襟の趣きが異なれば面立ちも変わる
さらに、パフ袖やドルマン袖等 各々の年代らしい特徴に絹や綿、シフォンなど素材の違いが加われば、
これはもう万華鏡のやふに、着る女性の表情をくるくると艶やかに変えてゆきます
今宵は、チョイト変わった趣向に 手作りのぬくもりがこめられたぶらうす達を何点かご紹介致しませふ、、、

先ずは、夕映えのやふな真紅が暖かい 1950年代らしい丸襟ぶらうすにキルティングスカートを合わせて・・・
平たくて優しく丸く広がった丸襟の甘さ 胸元のダーツの繊細さは、殿方には味わえない禁断のお味
裾はAライン状に広がっておりますので、ニッカボッカ等と合わせて 英国式に着こなすのもまたよし

同じく丸襟でも、千鳥格子の時模様入り 鈍い光沢のある素材となれば どこかきりりとした表情に・・・
着脱可能なリボンはボウタイ風に巻けば いにしへのタイピストかはたまたバスガアルか、
こちらは立体的にひだを寄せられた背中の趣向が凝っていますので、詳細はWEB SHOPをご覧アレ!

こちらは一転、落ち感のあるレイヨンにクローバー柄?の織りが浮かぶ 1940年代後半の羽織りぶらうす・・・
浅めの飾りポケットに七部袖の織り返し カットの美しいボタンと、細かい部分の心遣いが秀逸であります
タイトスカートであわせていますが、同じくとろみあるガウチョパンツにてコケティッシュに着こなすも粋なもの

時には、こんな乗馬すたゐにて 往年のココ・シャネルのギャルソンヌるっくを気取っては如何、、、
生成りの絹地に狭めのイタリア襟、肩はさりげないパフ袖で 乙女心もほのかに漂わせます
無論、シフォン地のスカート等とあわせてしっとりとした淑女の装いもこなす優等生なぶらうすです

トリは、手作りならではのお茶目な遊び心がつまったこちらのぶらうすにて、、、
蝶々が羽を広げたかのやふな艶やかなる胸元、合わせにはこれでもかと云わんばかりのスナップボタンが潜み、
マーメイドラインのスカートにきつねの襟巻きなどあわせれば どこぞのお嬢様かと見まごわれませふ
これらはいずれも、作り主の着想が粋な品々でして 似合う方にはとびきり似合う そんなぶらうす達です
どなたにもそれなりに似合うお洋服といふのも安心感が御座いませふが、
(これは わたくしの為にあつらえられたのではないかしらん、、、)
さふ思えるものに出逢った時と言いますのは、まさに運命の紅い糸・・・ お買物の醍醐味を感じる瞬間と申せませふ
先ずは、あれかしら これかしら・・・と 運命の相手を探しつつ気軽に袖を通してご覧下さいませ、、、
催しの詳細もどうぞご覧下さいませ、、、

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