情熱のノワール ~最終章~
2015.09.17
さて、最終章は再び「情熱のシーラ(NHK)」の世界に戻り お送り致しませふ・・・
いよいよこれから物語は佳境へ、、、 シーラの対ナチスドイツ諜報活動は本格化、
友人家族、恋人への情愛が人一倍厚い気質が自身を危険に晒すとは露知らず・・・
言うまでもなく、場に応じて七変化・・・魅惑のシーラの装いも見逃せませんゾ

今宵は、戦前~戦後に 彼女のクチュールアトリエで生み出されても不思議でない、
まさに時代の馨りを感じる ノアール(黒)の羽織ものをご紹介致しませふ

1930年代前半頃、シルキーなサテン地に大胆な身頃の仕立てがお見事!
二重襟部分に施された手描きモティーフは情熱の炎か、はたまた植物か…
ワニ革のストラップシューズに辛子色のヘッドドレスがエキセントリック

戦後になれば、忘却の彼方にあったお洒落心が怒涛のやふに押し寄せて
ヴェルヴェットの襟に瞬く無数のラインストーンの星、必要無駄のボタン…
誰に気兼ねも要らず、スパンコールの帽子と靴で堂々と街を闊歩できる幸せ
襟ラインストーンボレロの詳細はコチラ・・・

女性らしく丸みを帯びたドルマン袖、愛らしい花柄のボタン・・・
ディオールのニュールックに端を発する戦後の巴里モオドは再び世界を魅了
一方で、世界のあちこちで独自性を持った流行が生み出され始めます

第二次大戦中、実際に対ドイツ・イタリアへの危険なスパイ活動に実を投じ、
兵士でなくとも 祖国の為に命を落とした人々も多くいたと耳に致します
我が国はじめ、世界各地で不穏な空気が漂い始めている今、、、
お張子であったシーラのやふな一女性が諜報活動を二度と強いられることなく、
艶やかな仕立てのドレス作りに存分に腕をふるえる時代がこの先も続くこと…
誰もが強制されたものでなく 思うまま好きな装いで過ごせる世界であること・・・
今こそ、切に願わずにはおれません
「真珠夜會」第四夜についてはこちら・・・

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