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Life is ・・・?


東京では、一足早く桜の開花宣言が・・・

なんだかソワソワして参ります



ソワソワと言えば、多数の新作映画の封切も間近、、、

近年、欧米のみならず我が国でも、戦前の時代を扱ったキネマが増加しております

郷愁を求める風潮が、世の中の空気感に漂っているのでせふか



☆  ★   ☆   ★   ☆   ★   ☆



”ロマンティックコメディーの帝王” ウディ・アレンも、時代ものを多数輩出したひとり・・・

次回作『Cafe Society』も、1930年代ハリウッドの黄金期をベースにしたもので、

シャネルが衣装協力したことでも話題をさらっております


・・・・・・・『Cafe Society』・・・・・・・ 公式HPより
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ウディが1920~40年代ものを得意とするのは、彼の生い立ちに深く起因するようで・・・


ナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ系親類との賑やかで奇妙な共同生活を送った幼少期、

生粋のニューヨーカーなれど、血筋ゆえどこか俯瞰の眼差しから見つめた夢の国:アメリカ・・・

ユダヤ人差別とそれに由来するコンプレックスや自己意識が、喜劇の中に織り込まれているやふ


本国アメリカより他国で評価が高いにも関わらず、有名俳優女優がこぞって出演を熱望する・・・

ハッピーエンドが全てではない、そんな作風にもシュールな彼の人生観が滲み出ています



『カイロの紫の薔薇』はじめ『ブロードウェイと銃弾』『ラジオ・デイズ』『ギター弾きの恋』『マジック・イン・ムーンライト』
ウディの思春期を彩った、戦前のゴールデン・エイジの表と裏を扱うキネマは数知れず・・・

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『華麗なるギャッツビー』 『愛の嵐』 『ゴッド・ファーザー』 『俺達に明日はない』 、、、

ウディ作品以外にも、ジャズエイジやギャング、ナチスドイツをモチーフにしたキネマ群が

続々と公開された1970~80年代、アールデコ期のリバイバルムウドは最高潮に達します

時まさにヴェトナム戦争只中の混迷期・・・ 暗い世相であったジャズエイジと重ねてか、

そのうねりは当時のモオドに即反映され・・・20~30年代風シルエットが巷を席巻しました



今宵は、そんなリバイバルムウブメントに沸いた頃の熱気が伝わるやふなドレスを・・・

アールデコの当時ものには手が出ないし、扱いが難しそう・・・といった方にもどうぞ!



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縮緬レイヨン地の小花柄は、どことなくジャポニスムも感じさせて・・・
二段ラッフル袖にローウエストV切替え等、1930年代初期の空気感が再現されています
小花柄ローウエストドレスの詳細はコチラ・・・



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ふわりと風はらむケープ襟が特徴的、Cacharelの1970年代もの
バイアスカットにバルーン袖・・・流線型のエレガントなシルエットは現代でも色褪せず
Cacharelケープ襟ドレスの詳細はコチラ・・・





「Life is ・・・」といった台詞は、キネマの中でよく用いられます

その一言には、監督の死生観が込められているからでせふ

有名なものは、ライザ・ミネリが『キャバレー(1972)』劇中で唄った「Life is a cabalet」、でせふか

また、次回作でウディは主人公に「人生はコメディーみたいなもんだ」と言わせるとか・・・



さて、アナタにとって 人生とは、、、???


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