黒の狂騒 ~その壱~
2018.01.30
相変わらず、小雪のちらつく厳寒の日々が続く博多の地・・・
そんな中、ここ半年ほどで目に見えて増えたのが、香港・台湾・韓国・中国といった、
亜細亜圏からのお客様たちでありまして、スマホ片手に 辺鄙な場所の弊店まで探して来られます
近年は、我が国以外に 亜細亜でも”ヴィンテージ”に付加価値を見出す傾向が見られ、
皆様冷やかしではなく、欧米の古きものを真剣に手にとり 出逢いを愉しんでおられるご様子
当方も、小さいながら人種のるつぼと化しつつあるやふです
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
フランスに住む妹が、昨年末にきっと好きだから、と教えてくれたNHKのBS番組・・・
『パリ 狂騒の20年代』をようやく見まして、面白さに何度も見返すこの頃
”Roaring 20's”とのちに呼ばれるようになった、馬鹿騒ぎの狂喜乱舞の十年、
その時代の光と影が、貴重なカラーフィルムと共に多面的に網羅されております
フランスと日本の合作ドキュメンタリー(2014製作)・・・最後数分は繰り返しとなっております
「生きて、愉しみつくすこと」、、、
今宵は、前大戦の鬱憤を晴らすかのやふな若いエネルギーに満ちた20年代が産んだ、
当時の最先端:黒一色のモダーンな巴里モオドを第二弾に分け ご覧頂くと致しませふ!
近日、WEB SHOPにても詳細をご覧頂けますのでお楽しみに・・・


所謂ギャルソンヌるっく、男の子のようなお転婆マドモアゼルの象徴:筒状シルエット
総シルクにどこか東洋的な刺繍、極細プリーツが今思えば贅沢極まりないつくり
1920年代シルク刺繍ドレスの詳細はコチラ・・・


刺繍地にシルクと、半身の斬新なカシュクール型がキモノガウンを思わせて・・・
襟元や袖口のビーズ、巨大なビジューがベル・エポック(よき時代)を彷彿とさせます
ハンドメイド総ビーズボール首飾りの詳細はコチラ・・・
各国からの難民を受け入れ、まさに人種のカオスと貸した第一次大戦後の巴里、、、
そこから、現代にまで影響を与える 実験的な前衛芸術やアヴァンギャルドモオドは産まれました
一見正気とは思えない、しかし煌びやかな閃光は、まさに 時代や社会状況が生み出した、
他民族による奇跡的な文化的融合が成し得た新芸術、といっても過言ではないのでせふか
世界が再び、暗黒時代へと時計の針を逆戻りさせている今・・・
芸術のゆくえは如何に ??

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