今だからこそ・・・
2018.05.22
目には青葉、時には芸術を・・・
ということで、 ミュシャ展 ~運命の女たち~ に滑り込んで参りました

言わずと知れた”アール・ヌーヴォーの旗手”、 アルフォンス・ミュシャ・・・
チェコ出身の彼を取り巻いた、女性模様を絡ませながらの興味深い展示
~運命の女~と題した告知からか、殿方の来場者も多いのが印象的でアリマシタ
しかし、改めて感じますのは ミュシャが描いた芸術作品と呼べるものの多くが、
当時の高級デパートメントやお酒・菓子・石鹸などの商業用広告であったということ
何たる贅沢! もしも当世でパッケージになったならば、捨てられない症候群続出必至デス
☆ ★ ☆ ★ ☆
アール・ヌーヴォー(仏語で新芸術)については、以前の戯れ事をどうぞ → 世紀末の戯れ
1800年代末~1910年頃にかけ、突如熱病のやふに伝染した「アール・ヌーヴォー」様式、
日本の浮世絵始め中国、中近東など東洋趣味の影響を多分に受けつつ、
西洋独自の解釈も加わり、不可思議で非現実な世界観を持った芸術運動・・・
「北斎漫画」等 遠近なき画法や東洋独自の色使いは衝撃をもって受け止められました
さて、今宵は・・・ 本家アール・ヌーヴォーと その余波を感じる後世の品をご紹介


アール・デコやヌーヴォーが再評価を受けた1970年代もまた、カオスなり・・・
ミュシャ様式の乙女が微笑むペンダントに、流れるような線が美しいプリントブラウス
ミュシャ風プリントブラウスの詳細はコチラ・・・
ミュシャ風ペンダントの詳細はコチラ・・・


骨董市で忘れられず、連れ戻ったわたくしにとっての「運命のひと」・・・
まさに一目惚れ、ヌーヴォー様式の真髄が詰まった美と毒の集大成!
往時も特注品、硝子と鉄の融合は時を忘れさせる魔力がありやふ
安価でファストなものたちが定着する一方・・・
身近な若者たちの中でも、職人魂を感じさせるものや 高価でも希少性の高いものを敢えて選ぶ、
そんな動きが一部でひそかに感じ取れるようになってきたのも、確かなようであります
レディース&ジェントルメンに混じり、うら若い学生さんたちが観覧している姿を拝見し、
今だからこその ミュシャ、 なのかもしれないと思わされたこの頃

Pearl
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