ダブル・ブレスト
2019.02.25
西田敏行翁
ワタクシ個人の見解ですが
スーツスタイルに気を配っているかと思われる有名人は数多くおられるかと思いますが
そのなかでもダブルのスーツが最もよく似合う一人ではないでしょうか?
特別なお洒落感はないのですが、2列のボタン配列をひきたてる恰幅の良さ
そして長年の積み重ねからしか生まれない圧巻の貫禄が故でしょうか
ダブル・ブレスト〔Double Breast〕
上着の前打ち合わせが深く重なってボタンが2列に並んでいるスタイル
ダブルのスーツ、、、
バブルなるものに全く実感が沸かなかった少年期、世の大人達が着ていた
やたらと広い肩幅に寸胴なシルエットが記憶に残っているせいか
異様に難易度が高い印象しか抱けない時期もあったものです
もちろんシルエット、デザインにもよりますが、紳士のスーツスタイルが最もエレガントといわれた1930年代の
あの厚く固めの肩パッドにシェイプされたウエスト
ヒップに沿ってやや丸みを帯びたXライン
そしてお尻を殆ど覆い隠す絶妙な丈
紳士服飾史において、これほどまでに色気を感じさせられるスタイルは後にも先にもないのでは?
オッと、お話がスーツの方向に行ってしまいそうですが、今回はダブルブレストの労働着をご紹介
フランスで見かけるの労働着(上着)の多くは、ポケットが3つ、内ポケットが1つのシングル・ブレストと
若干のシルエットやディティールの違いはあれど、一世紀以上も前から現代まで変わらない
まさに余計な主張がない、引き算の極致ともいえる完成された普遍的デザインです
そして、シングルが多い中、一際色気を感じるのがダブル・ブレストの労働着
その名のとおり、作業時に羽織るユニフォーム、土臭い用途にも関わらずボタンの配列が2列になるだけで
こうもエレガントさが増す仕様も稀有なものです
1世紀以上前の古写真
これだけでは被写体の紳士たちがどういう人かは分かりません
しかし、なんとなく伝わってくる無骨さ、心意気、そして色気
嗚呼、、、働く人はウツクシイヒ


あえてオールブルー
インディゴリネンにダブルブレストとマニアにはタマラナイ仕様、言うところのパーフェクトボディーか??
インディゴリネンジャケットの詳細はコチラ
コットンツイルパンツの詳細はコチラ


サイズはXS、ワタシにはパツパツです
お次もあえてオールブルー
ジャケットはイギリス物とか
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